66歳の私が鳥取県庁に入庁した頃の話です。
昭和59年3月31日に60歳を定年とする条例が出来ています。
それまでは定年がなく、執拗な肩叩きにめげなかれば働き続けることができました。
事実、私の入庁する前年に止めた猛者は70歳前までいたそうです。
国でも大臣があの老人は何の用で来ているの?
そう聞くと「我が省の事務員です。」と回答した笑い話もあります。
そういう特殊な例は除いて
ほとんどの方は60歳で辞めていました。
若かった自分の感想ですがその頃、定年になった人たちは
ボロボロになっている印象で
定年後の平均余命が5年と聞いた記憶があります。
今の私は定年から6年を経過していますが、全然体力的には問題がありません。
高齢者の運動能力の調査結果を見ると
高齢者の運動能力(歩行速度)は40年前と比較すると10歳ほど若返っています。
40年前の60歳と現在の70歳の運動能力が同じなんです。
自分の実感した60歳の印象はデータからも裏付けられるものです。
我々の40歳上の世代、大正生まれの方々
栄養面、衛生面、健康管理・・いろんな差があります。
鳥取県にせよ、国にせよ、定年を60から65歳に段階的に上げていっています。
しかしながら体力的にはまだまだ働ける人達
少子化により人手不足が深刻な現在、もう少し活用を考えるべきでしょう!
いずれはアメリカのような年齢差別法ができるのかな?
そんなことを思うこの頃です。
0コメント