墓じまいの進め方

親が亡くなり、田舎との縁が薄れ、自分も高齢になって来た、もう墓守も限界。

跡継ぎもいない、様々な理由があり、墓じまいを考える方も多いのじゃないかと思います。

その時にどのように進めたらいいんでしょうか?

墓、何代前からの者かによりますが、先祖の縁に繋がる人は多いと思います。

親戚、遠い親戚、もう縁は無くなっているが、分家の分家・・・・

1 まずは親戚への根回し

 墓守ができなくなる現状を説明し、代わって墓守をして貰える人がいないか、いなければ

 墓じまいせざるを得ないと了承を得る。

  これをしないとなんで相談せずに勝手にやったんだとなる。

2 墓地の管理者(お寺や自治体、霊園管理者)に墓じまいしたいことを伝える。

3 お寺との話し合い。

  多くは地元のお寺の檀家になっていますので、墓じまいをすると檀家をやめるので、お

 寺はお布施が減り、困ってしまいます。

  親戚にも話はしたが、墓を継いでくれる人がおらず、自分も墓守が出来ないと事情を説

 明し、これまでの供養に感謝しながら、墓じまいを理解してもらう必要があります。

  離檀料は5~30万円位が相場と言われています。

  お墓の魂抜きの法要のお布施が2~5万円。

  お寺や霊園の管理者から埋蔵証明書を貰い、さらに墓地を所管する市町村から回送居申

 請書を貰います。

4 石材店に遺骨の取り出しとお墓の解体を依頼

  解体して更地にするのには広さや立地条件にもよりますが30~100万円程度かかります。

  取り出し料は1柱1万~5万程度と言われています。

5 新しい墓地を決め、管理者から受け入れ証明書を貰います。

6 受け入れ先のお墓を所管する市町村に埋蔵証明書、改葬許可申請書、受入証明書を提出

 して改葬許可証を貰います。

7 現在の墓地を更地にする。




行政書士 阿部 竜三 事務所 0858-33-5503

鳥取県倉吉市の行政書士事務所です。 相続、遺言、成年後見、各種申請のお手伝いをさせていただきます。

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