成年後見と空き家問題

昨日は一般社団法人成年後見ネットワークミットレーベン倉吉の総会。

総会と言っても勉強会。

勉強会後の質疑が空き家問題。

成年後見が付くと、居住用住居の販売が難しくなる。

施設に入り、その家に戻ることの無いことが周知の事実になっても

裁判所に許可を求めると許可されない

結果、劣化して朽ちて、本人の資産が無くなった時点じゃ無いと許可されない。

もっと早く売れば管理費用もかからない、もっと高く売れたのに

という問題が出てくる。

もう一つ、家を建て直し、抵当権を設定しようとした段階で土地所有者であるお父さんの様

子がおかしくなった。

どうも認知症であるし、その旨の診断が下りた。

慌てたのが関係者

銀行は融資決定しているが、抵当権が打てない。

金が入らない工務店は下手すると倒産しかねない。

そこで主催の司法書士さんが頑張りました。

娘さんに申立人となっていただき、成年後見人として抵当権設定について

裁判所の許可を求めた。

裁判所は前から決まっていたんでしょと難色を示すが

司法書士さん、廻りの苦境を説明、

たまたま、立て直し前後の写真があり、新居には本人が帰ってきても

快適に暮らせる環境があるとして許可を貰いました。

異次元の高齢化社会

空き家問題の一つの課題がこのあたりにあるようです。

行政書士 阿部 竜三 事務所 0858-33-5503

鳥取県倉吉市の行政書士事務所です。 相続、遺言、成年後見、各種申請のお手伝いをさせていただきます。

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