自分の土地にある所有者不明の他人の家屋

今日の農地関係の勉強会に出た話。

相続した建物付きの土地を売ろうとしたら、敷地内に他人の倉庫がある。

誰のものか解らない。

役所は固定資産税台帳に登載し、誰のものか把握しているが教えてくれない。

昭和末からその倉庫の持主を見たことも無いので自分の家のものと思っていた。

倉庫の評価額が低く、課税されていないので、所有者自体が忘れている可能性もある。

どうしたら良いのかと相談を受けた。

弁護士にも相談し、次のとおりとした。

1 その倉庫だけ除いて、土地・建物を売却。

2 その倉庫については贈与契約を締結して、贈与する。

倉庫については時効取得している。

贈与契約によって、時候の特定承継がなされる。

万が一、持主が現れても時効を援用すればよい。

こういう仕事をしていると思わぬ出来事に遭遇するもんです。

行政書士 阿部 竜三 事務所 0858-33-5503

鳥取県倉吉市の行政書士事務所です。 相続、遺言、成年後見、各種申請のお手伝いをさせていただきます。

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