母子家庭の半分以上が養育費の取り決めをしていない

厚生労働省が発表している令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告

17養育費の状況

養育費の取り決めについて

している  46.7%

していない 51.2%

不詳     2.1%

半数以上で養育費の取り決めをしていない実態があります。

取り決めをしている内容をみると

①判決、調定等裁判所における取り決め、強制執行認諾条項つきの公正証書 60%

②その他の文書  16.6%

③文書なし    23.1%

④不詳       0.2%

となっています。

確実に養育費を払わせる①の方法は全体の28%過ぎません。

取り決めていても、相手に無視されるケースがあります。

是非、公正証書で取り決めてほしいものです。

養育費の取り決めをしていない理由です(複数回答で合計が100%になりません)

①自分の収入等で経済的に問題がない      7.3%

②取り決め交渉がわずらわしい        19.4%

③相手に支払う意志がないと思った      40.5%

④相手に支払う能力が無いと思った      33.8%

⑤相手に請求できることを知らなかった     0.8%

⑥子どもを引き取った方が負担すると思った   1.8%

⑦交渉がまとまらなかった          14.6%

⑧現在交渉中                 1.9%

⑨相手から身体的・精神的暴力を受けた    15.7%

⑩相手と関わりたくない           50.8%

⑪その他                   9.5%

⑫不詳                    2.8%

理由を見るとかなり悲しい状態です。

多くの母子家庭が貧困にあえいでいます。

養育費は子どものものです。

勇気を持って交渉して欲しいものです。

法務省がパンフレットを作成していますので参考にしてください。



行政書士 阿部 竜三 事務所 0858-33-5503

鳥取県倉吉市の行政書士事務所です。 相続、遺言、成年後見、各種申請のお手伝いをさせていただきます。

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