成年後見人、保佐人、補助人の報酬については家庭裁判所が後見人等の申立てを受けて報酬
を決定しています。
その報酬について最高裁判所が調査しています。
平均が年額33万4737円、月額に直すと約2万8000円になっています。
その報酬の考え方についても裁判所が公表しています。
通常の後見等の事務については月額1~2万円程度
財産管理について、管理財産が増えると事務が複雑、困難になることから
1000~5000万円 月額3~4万円程度
5000万円を超えると月額5~6万円程度とされることもあるとしています。
管理財産が多い場合や任意後見人の場合はと監督人が選任され
管理財産が5000万円以下の場合、月額5,000円~2万円程度
5000万円を超えると、月額2万5000円~3万円程度が決定されるとしています。
また、事務の困難性により増額されたり、財産が僅少な場合は減額されることもあるようで
す。
いずれにしても成年後見が付けば、後見人への報酬が発生し、本人が亡くなるまで継続しま
す。
財産の全くない人のために市町村がこの報酬への支援を行っているところもあります。
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