首相官邸ホームページに多重債務者対策をめぐる現状及び施策の動向と言う資料がある。
これを見ると貸金業者からの無担保無保証借入の1人当たり残高は、改正貸金業法が成立し
た2007年では116.9万円、それが段々と下がり2013年以降、50万円余となっている。
改正貸金業法では多重債務問題の解消を目指し
・ 貸金業の適正化のための規制の見直し(参入規制・行為規制の強化等)
・過剰貸付抑制のための総量規制の導入等(年収の3分の1を超える借入れは原則禁止)
・金利体系の適正化
・ ヤミ金融対策の強化
以上の施策を導入。
H19.2時点の多重債務者は約180万人、これらの平均借入総額は240万円になっています。
総量規制は、信用情報制度を導入し、貸金業者が借り手の総借入残高を把握。
これによって、徐々に借入額が減っています。
多重債務の原因
1位は低収入・収入の減少
次が商品・サービスの購入
借金の返済・クレカの代金
コロナの影響
他人の債務保証・借金の肩代わり
ギャンブル
その他の遊行等
この順番になっています。
無担保無保証借入の1人当たり残高の減少に伴いを苦にした自殺や自己破産が減少していま
す。
定収入・収入の減少、コロナ、他人の債務保証・借金の肩代わり、一時的な物であれば
何か方策が無かったのかなと思います。
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