認知症になったお一人様の終末医療

残念ながら人は有る一定の割合で認知症になります。

その時、終末医療の判断を誰がするのか?

多くは配偶者や子供が本人のことを思って判断するのでしょう!

では、お一人様が認知症になり終末期を迎えるとどうなるんでしょうか?

それなりのガイドラインはあるんでしょうが

事前に医療行為指示書を残しておくとよいでしょう。

1 終末期の生命維持治療

・出来るだけ長生きしたいので、生命維持治療(心臓マッサージ、AED、気管内挿管等)。

・一切生命維持治療、その他強い措置を希望せず、自然なまま死を迎えたい。

・植物状態になったら、生命維持装置は使わないで欲しい。

・繰り返される病態である場合、強い措置は行わず、苦痛を和らげる治療を行って欲しい。

自然な死を迎えたいのか、できる限りの措置を望むのかと言うことになります。

2 食事を取れなくなったり、呼吸が出来なくなったとき。

・胃ろうや鼻からチューブを入れても生き続けたいか。

・誤嚥性肺炎を繰り返す場合でも口から栄養を取りたいか。

3 呼吸について

・自発呼吸の復活が望めない場合、人工呼吸管理を希望するか

等など人は終末医療を受けながら死を迎えます。

どうしたいのか?

お一人様の場合は判断する人がいない。

例え、成年後見人がついても医療行為についての同意は許されていません。

自分なら自然な形での死を迎えたい。

無駄な医療費負担をかけるのはどうかと思います。


行政書士 阿部 竜三 事務所 0858-33-5503

鳥取県倉吉市の行政書士事務所です。 相続、遺言、成年後見、各種申請のお手伝いをさせていただきます。

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